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  • 執筆者の写真oceanaloha

1日目ファーストレグ。白い世界の中、75キロ8時間半。

7月13、14、15日の連休。梅雨前線が停滞する小雨、真っ白な視界の中、葉山から240キロのVoyaging。 まずは第1レグ。葉山から熱川までの75キロ。❗️


名付けて《IZU GEO Hoe Va’a Voyaging 》✨


伊豆半島が島だったころに思いを馳せ、kupuna(先人達)に感謝の祈りを捧げながら、古代人と同じ移動手段である手漕ぎの舟で伊豆の海岸線を漕いでつなぎます。✨



第1レグは葉山から熱川まで。 今までも50キロ、60キロと交代なしで漕いで海を渡ったことはありましたが

今回は新たな挑戦。👍 葉山から熱川まで75キロを漕いで渡る。

もちろん、伴走艇なし。ノーチェンジです。

Voyaging前のDKさんからのメーリスです。

「天候ですが大きな不安要素は今のところありません。

風も穏やかで天候は曇りの時間が多いでしょう。 


潮は長潮、若潮、中潮ですが、伊豆は半島沿岸はかなり動きもあり、 今は黒潮が北上しているので海流(逆潮)の影響もかなりあります。


すべてのボヤージングは、小笠原諸島、そしてその先の南の島々まで漕いで行くために、 オハナ皆が肉体的、精神的、霊的に成長するための大切な時間です。


恐れや欠乏感を持たないで太陽と星と海からのマナを感じ、

幸福感と充足感を持って海に出るように心がけたいですね。


必ず大丈夫だとTaputapuatea を信じて、クルーを信じて、

自分のスピリットを信じて相模湾を縦断しましょう。」


朝5時に集合。たくさんのマナをこめて準備をします。 タヒチのハワイキヌイヴァアを漕いだ、タプタプアテアといっしょに日本でVoyagingをするのは初めて。



フレンチポリネシアの4つの島々とライアテア島の沿岸を オハナ皆で漕ぎ繋いだタプタプアテア。


『Taputapuatea 』という古代ポリネシアの航海の聖地の名前が付いた『マナいっぱいいっぱい』のヴァアで、Izu Geo を漕ぎつなぐことは特別なこと。


太陽はみえないけど、しっかり感じて e ala e.☀︎ この日を与えられたことに感謝をして。

75キロ先の熱川を目指して漕ぎだします。

陸の上での全ての思いや葛藤を脱ぎ捨て、Love Ocean へ漕ぎ出します。

小雨のぱらつく中、何もみえない真っ白な世界。 こんな海の道を伴走なしで8時間も漕ぎ続けるわけで、 体力だけでなく、精神力も問われるでしょう。

陸からサポートのオハナはGPSを確認しながらおっかけます。(渋滞もなくスムーズ)

あ、今、このあたりだ。あと5キロはあるねー。と安全と場所を随時確認。 陸側の頼りになるのは、Garmin in Reachというシステム。

衛星テクノロジーと衛星通信により、世界中どこにいても連絡がとれるというもの。 緊急時には SOS を発信し、全世界を 100% カバーする24 時間 365 日年中無休の民間救助組織 からの緊急サポートを受けることができるらしい。 というもので、陸サポート側からすると安心でとても嬉しいものです。 漕いでいる人たちにとっては、これは緊急時だけのもので、頼りにせず、あくまでも自分たちの感覚で前に進む。緊急時のもの。というのが基本です。

うーーん、、全く何もみえないもんね。、、、。^^;

こんな世界の中、すでに7時間。漕いでるなんて。 思わず、がんばれ!!と叫んでしまいます。😆

みえた!近くになってやっとみえた!✨ 大急ぎで、ヴァアをあげるための準備!


白い世界の中、75キロ8時間。ただ漕ぎ続けたヴォイジャーたちです。✨

8時間、休憩は2時間おき、4時間超えたところから1時間おきに休憩。 休憩時間は3分。 ただ黙々と淡々と漕いだということ。

すごいよ!!!!きみたち!🤙

オーシャンは設立から小笠原まで漕いで行くことを目指しています。


なぜ私たちは800キロもはなれた小笠原をめざしているのか? そして、なぜ私たちは連休ごとにできる限りVoyagingを続けているのでしょうか?

それは、ただVoyagingを楽しむだめでなく、

無意識に”平和”という世界を求めているからでしょう。🙂


そのためには、まず、口で言うのだけではなく、 大自然を感じ、あらゆる生命を慈しみ、 敬意をはらうことができるようにならなければならないよね。😄


普段は世の中の多くの葛藤の中にいる私たちにとって、それはちょっと難しい。


しかし、大海原をただ漕ぐこと、 ただそこに在ることで、One Loveになれるのです。💙


大海原を漕いている時は、 大自然に身を委ねその大きさと偉大さを知り、 何も考えず、無意識に敬意をはらうことができるのです。💛



この世の中は何かおかしいと感じならが、 何をしたらよいのかわからずただ葛藤していた私たちに こうして海を漕ぐことは多くをあたえてくれる。✨


そして、サポートで頑張ってくれるオハナの存在はとっても大きく 彼らがいるから、ヴォイジャーたちは海を漕げるのです。 こうして気持ちをひとつにすることで、 確実に、全員で未来への平和への道を歩んでいるのです。



One Loveになることで、ネガティブなエネルギーは全くなくなります。


そのエネルギーは私たちは、何もみえない真っ白い世界の8時間。 ノーチェンジ。75キロのVoyagingを可能にしてくれます。 それは見えないし、聞こえないし、 理屈でも科学でも実証できないけど、本当にある大きなパワー。



私たちと海をつなげてくれるのは、私たちの中にある、本当の私。


世の中という波、人々の声でかき消されていた本当の私。


生まれた時はもっていたはずの子供の頃の純粋な愛に満ちた本当の私なのです。



”海を渡る”といってももちろん、 日々トレーニングされた体力的にも精鋭されたパドラーが集まれば 簡単なことかもしれません。


しかし、オーシャンのボイジャーは普通の人。 平日は遅くまで会社で働き、週の半分は出張。 家庭もあり子供もいたりする。そんな人たち。 そんな普通の人が世の中とのバランスをとりながらこうして漕ぐのです。 だから、すごいのです。


このVoyagingにかかった費用は宿泊費、弓ヶ浜で8000円。御浜で10000円。

あとは、車のサポートでずっと陸から応援してくれた分のガソリン代や駐車場代金をみんなで割るだけ。お金も最小限に。みなが平等に。

こうして私たちは、淡々と普通に多くのVoyagingを続けることに意味があると思っています。


小笠原は遠いかもしれない、いつになるかわからないかもしれない。


しかし、この道のりこそが、私たちが求めているものなのです。


ペペルー(ステア)は、GPSもつかわず、何も見えない中、 “感じて信じる”ことだけで熱川へまっすぐ進みます。


いつも海の動きや風、天候、その自然の全てだけをたよりに、 確実に最短距離に導くDKさんですですが 以下は*ペペルー(ステア)*舵取りDKさん談。


「僕たちは真っ白の世界を漕いでいました。 外洋からの大きなうねりを見ながら、 そのうねりとtaputapuateaの進行方向の角度と 自分の感だけを頼りに漕ぎ進めました。 ここまでは、まっすぐに熱川までの直線を進んでいました。


そのうち大島がうっすら目視できる様になり、 タンカーなどの大型貨物船の進行方向に僕の感も乱れてしまい、 頭で色々考えたり計算する様になってからは心も乱れ、 潮の流れも僕たちを大島に向けて流れ始めてから進路がおかしくなったみたいです。



後からガーミンのdate を見てみると、 僕の心の乱れと海流の流れがよくわかります。 やはり海の上では”心の目”で行き先を決めなきゃいけないのだ。と あらためて思わされたいい機会でした。」

オハナのみなにもいい学びになりました。😄


熱川から、クルーチェンジ。 次は下田の外浦を目指します。🤙


今日は弓ヶ浜まで漕いで行きます。

つづく。。😄 One Love

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