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ミヤちゃんの八丈島Voyaging日記③ By Miya Nakano

2021 /7 /31

朝は2:00に起きて自分に必要な量のおにぎりやフルーツを食べ

3時にKupunaのところへ向かった。

あれ…

風が強い…。

湾の中のはずの海が風波だっている。

空は星が綺麗で流れ星も見えたけど

とにかく髪がバサバサなびき、顔にパタパタあたるほど風が吹いている。

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朝集まったみんなに告げられる。

当初予定していたよりも風が吹いている。

向かい風なのでそこまで暑くないことを予想して

1時間ごとに細かく回すのを変更して長い時間漕ぐ。

新島に着くにはかなり頑張って漕がないと辿り着かない。

申し訳ないが、クルーはmensのみで回していく。

風が弱まり漕げるコンディションになったら

ワヒネも漕がせてあげられるかもしれないけど

漕がせてあげられない可能性もある。

本来今日voyagingすることも、

躊躇するような風とうねりだけど

「明日以降はもっと強まり船が出せなくなるので

今日やるべきだ、ここだけ吹いててあとは凪だ」

と大船長も言っていたので

みんなで頑張って漕いでvoyagingはやる。

そうdukeさんから告げられた。

ワヒネは誰一人、漕げなくて悔しいとか残念と思っていなかった

みんながvoyagingの成功のためには無理は絶対禁物。

天候やdukeさんの判断に従うことが全てだとわかっていたから

もちろん当たり前とすぐに漕ぐクルーのサポートにまわった。

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E ala e の後、タロちゃんがchantを聖歌してくれた。

言葉の意味はわからなかったけど魂から揺さぶられるものだった。

kupunaと忠兵衛丸は八丈島の海で合流しようと話した。

私たちはクルーと伴走船組の二手に分かれるとき

タロちゃんはみんなを強く抱きしめた。

「無事に帰ってね」と強く抱きしめられた。

涙が出るほど強くマナを感じた。

Kupunaもたくさんのティーをつけてもらい、

とても嬉しそうで

頑張るよ!頑張れるから!!

といっているかのような逞しい姿だった。

”Ke ala kai o kou mau kupuna”

先人たちが辿った海道をたどる。

そう きみはそんな名前だった。

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私は忠兵衛丸に向かった。

大船長は何度も

「ここだけ吹いててあとはベタ凪だ!

にーちゃんととーちゃんにメールしとけ」

と指示したので、にーちゃん、とーちゃん…

kennyとdukeとりあえづずkennyさんに

「ここだけ吹いててあとはべた凪」とメールした。

船出早々、men’sは、3ノットでやってくる逆潮、

東から吹く7〜8mの風、

vaaが隠れるほどの東からのウネリの中、

北にある新島を目指して、ガン漕ぎしていた。

oceanの中でも漕げるクルーたちが

ものすごいピッチでガン漕ぎしている。

このペースで2時間漕ぐのか…。

男達は勇ましく、美しく 荒波、風の吹く中、

新島を目指して物凄い力で漕ぎ続けた。

常に全力で漕げとkennyさんから指示が出され

自分が持てる限りの力で全力で物凄いピッチで漕ぎ続けた。

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そんな中

「お〜5ノットでてりゃ〜はえ〜な〜」

大船長がスピカ〜でつぶやく。

クルーが交代する。

私たちは頑張れー!!!!

niceだよー!!!!!

と全力で応援しホラ貝を吹く中

「なんだ〜このチームは4ノットしかでね〜よこれじゃ日が暮れちまう」

大船長の超ネガティブ情報がデカデカとスピーカで流れる。

伴走船のクルーは失笑。

どうか聞こえていませんようにと願いながら、

気をとりなおして応援。

クルーが交代する。

「お〜このチームはやっぱはえ〜な。

さっきのチームは遅いからあれじゃ進まんよ」

…補食を食べながら、さっきのクルー伴走船にいます、、。

そんな中、4時間以上全力で漕ぎ続けたdukeさんが

kennyさんとステア交代し伴走船に上がってきた。

「ぜんぜん凪じゃねーじゃねーかよ!!!!

これのどこが凪なんだ!!!」

ブチ切れながら海から帰ってきた

そのまま大船長の部屋へ向かう。

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何度かkennyさんとdukeさんは大船長とコミニュケーションをとり

私たちにいくつかの情報を伝えた。

今のペースだと新島に着くのは夜20時か、ひどければ0時になる。

みんな全力で本気で漕ぐんだ。

みんなの頑張り次第で到着地が変わる。

今は風もウネリも潮も全てキツイコンディションだが

もしかしたら穏やかになるかもしれない。

最悪、三宅島に着岸それでも日暮れに間に合うかわからない。

もし日が暮れたら、その時はクルーの交代は一切行わずに

no changeで行う。

三宅島の場合は港に船を止めさせてもらえたら

Kupunaは忠兵衛丸にロープで繋ぎ、

みんなは上陸せずに忠兵衛丸で一夜を明かす。

そして早々に午前中、新島ではなく

経由地を三宅島とするとdukeさんの決定が告げられた。

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dukeさんが最も大切にしていることが

voyagingではなくocean、ohanaであること。

みんなを守るための決断は

失敗ではなく進むべき道なのだ。

男達はとにかく必死に漕いだ。

その姿は本当に美しかった。

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mensの人数で交代は1legしか休むことのできないので

漕ぎ終わった格好いい男達は

風雲たけしじょうの様に、面白可愛くBigsupで回収され

スイカや味噌をほおばったら、倒れるように横になり

また1〜1h30で全力で漕ぐのを繰り返した。

昨日船酔いしていたmen’sも酔い止めを飲みながら

Kupunaの上では全く手を緩めなかった。

暑さで頭は朦朧とし、感じたことのない水の重さ、

漕いでも漕いでも進まない。

肩や腰にたくさん負担が襲いかかり、

踏ん張った足の皮や、

お尻の皮は剥け、潮の強い中では

ゆっくりなんて漕いでいられなく

常に力強く早いピッチで漕ぐ。

それを まだ星の出る頃から夕日まで繰り返す。

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こちらもたくさん頑張りました。

サポートクルーは、どんなことしていたか記すと、、。

重たいハシゴを出したり、

Bigsupを上げ下ろし引っ張ったり、

漕ぎ終わったクルーが欲する補食を用意したり、

集中しすぎてあまり積極的に食べないクルーは特に気をつけて見て、

補食を渡したり、

食べすぎちゃうクルーもいるから、小分けに食材を隠したり。

疲れすぎて日向にぼーっとしている人には銀マット渡して、

休める日陰に誘ったり。

そんな中でも時計を見てvaaを常に見て見失わないようにし

クルーの名前や時間を細かく記録。

ついでに潮の速さや風、生き物、山の形もわずかに記録。

漕いでるクルーに常に応援。

開始40分で声は枯れたけど、うるさいくらいずっと応援した。

ホラ貝は吹けないけどゾウや恐竜、

オナラのような音だったけどたくさん吹いた。

船の先端で一日中応援し暑さと船の揺れと戦い、

体力のギリギリまで休まずにサポートと応援。

自分が出来る限りのパワー、

応援したくても今ここにいないohana達の分も全力で応援し続けた。

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時に、自分も漕ぎ手になるので黒潮の中へ飛び込みsupに乗り、

vaaへ移り、men'sのピッチで漕ぐ。

vaaにはスプレーがついているのと、ウネリがあるので、

普段vaaに上がるのが大変と思ったことがない私も

一度で上りきれず、よいしょ〜〜〜

と普段よりとても上がるの大変でした。

あとmen’sのパドルはとても長く、

ブレードが大きくて水が重すぎて引けなくて悔しかった。

そんな中、ただでさえ早いパドリングからの猛push

しんじゃう しんじゃう〜笑

そんな中

「あ イルカかな?」

kentarouさんが例によってほんわかつぶやく。

「わ〜!!!!イルカだ!!!!みんなイルカ!!!!」

また例によって私だけ騒ぐ。

Kupunaのすぐ横をイルカが並走するように泳いだ。

興奮したままどうにか漕ぎきり

伴走船に上がると

kennyさんが冷静に「あれサメだったよ」と

…横に泳いでたかも、、、

それにしてもみなさんcoolですね。

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あと黒潮はここからここ、黒潮で〜すという境目はよくわからなかった。

色の違いもはっきりわからなかったけど

頭から飛び込んでたみんなは、

怖いくらい綺麗な水色だったと話した。

海が暑かったので大船長に黒潮のとこの海水温度聞いたら、

30度を超えてると話した。

モワモワした海の中を生き物がいる中漕いで泳いだのは

不思議な経験だった。

鯨の群れにもいて

そこは本当にモアナの世界だった

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本当に大変な中だったけど、

私たちは支え合って笑顔を忘れず漕ぎ

三宅島にやっとの思いで到着した。

大船長の言う

”ここだけ”吹いてて、あとはべた凪だーの

”ここだけ”は、110㎞ 10h以上だった。

三宅島に着く頃ようやく海は穏やかになっていた。

今度から大船長には超べた凪と伝えなきゃダメだなと

dukeさんは笑ってた

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三宅島までは4年前にoceanが三宅島を目指し、

漕いで繋いだ歴史がある。

dukeさんは泣いていた。

八丈島と繋ぐことができた。

三宅島は当初、上陸予定はなかったけど

ちゃんと繋ぐことができたのだ。

自然に導かれた三宅島へ

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三宅島では

サポートはないはずで

船に泊まるはずだったが

新島で待っていたmidoriちゃんが

先回りして宿や温泉の手配し、

誘導してくれご飯まで用意されていた。

そして、葉山や弓ヶ浜、新島、八丈島から

三宅島港のライブカメラがみれることを

ohanaたちが発信し

たくさんのohanaたちが私たちを見守ってくれていた。

本当にたくさんの人に守られていた

私たちは、あたたかい光に包まれながら

宿に向かった。

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宿は、4年前にoceanが

弓ヶ浜〜三宅島を目指し、

海が荒れ帰れなくなり

しばらくvaaを置かせてもらった島屋さん。

たまたま朝にキャンセルがあったらしく

(それも奇跡)

急遽にも関わらず、ボロボロの私たちを受け入れ、

ピリッとカレー、きゅうりのサラダ、麦茶、

気持ちい布団を用意し歩けば10分ほどの距離なのに、

みんなの荷物を早朝に車で回送してくれた。

イトーマン

船出までずっと大きく手を振り見守ってくれて、

優しさがとても染みた。

本当にたくさんの愛で守られているocean

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